老人ホーム・介護施設の川鶴グループ

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職員インタビュー

第16回「利用者様の顔が見える仕事がしたいと…」

すみれの里・川越 管理栄養士 Nさん(聴き手:デイ相談員 並木)

 Nさんについてお尋ねします!

―Nさんはとても芯のある頑張り屋だと感じています。ご自分ではどの様なタイプだと思っていますか。

Nさん

(Nさん:以下「N:」)楽天的なマイペースだと思います。転職したばかりで慣れないことが多く日々の業務に必死ですが、毎日楽しく仕事をしています。

―テキパキと業務を遂行している様子を見ていると、どの様な職種でも出来るように見えます。管理栄養士を志すきっかけがありましたか。

N:ありきたりですが、子供の頃から食べることや料理が好きで、食への興味が強かったことがきっかけです!

本当に支えられています。

N:利用者の状態に合わせた食事の管理と栄養ケアマネジメントを行うことです。ほかにも、行事食やおやつレクの企画・給食委託業者との連絡業務などを行っています。
 栄養士一人体制なので不安はありますが、他施設の栄養士の先輩方や周りの方に本当に支えられています。

―栄養ケアマネジメントとはどの様なものですか。管理の際のポイントや特別なケースなどがありますか。

N:入所者の低栄養状態などのリスクの有無や課題を把握し、栄養ケア計画を作成します。ご本人や家族の同意を得た上で、計画書に基づいた食事提供を行い、経過を観察・記録します。また、定期的に計画書の見直しを行います。
 栄養ケアマネジメントを行う上で、食事の際に利用者の様子を観察することはとても重要です。咀嚼・嚥下ができているか、食べ残し・食べこぼしがないか、食具が使えているか、水分が取れているかなどを確認し、問題があれば、個別の対応を検討します。
 しかし、約100名の入所者がいるので、一人で全員の状態を漏れなく把握することは難しいです。介護・看護・ケアマネ・相談員と情報を共有することが、個々人に最適な栄養ケアマネジメントを行う上で非常に重要だと思います。

―おやつレクやイベントのメニューを決める際に考慮している点を教えて下さい。

N:まずは季節感を大切にしています。入所の方はあまり外に出る機会がないので、食事を通して季節を感じて頂ければと思っています。おやつレクとして、12月にクリスマスケーキ・1月にお餅つき・2月にチョコレートフォンデュなどを行いました。
 また、皆様ご高齢なので出来ることが限られています。少しでも多くの方に参加して頂けるよう、簡単で楽しめるメニュー選びを心掛けています。

―栄養士業務以外に担当している業務を教えて下さい。

N:少し前からデイサービスの請求業務を、引き継いで行うようになりました。介護保険制度が絡む難しい内容なので、毎日苦戦しています。早くひとり立ちできるように頑張りたいと思います!
 他にも、私は事務所の所属になりますので、電話対応や来客対応なども行っています。

利用者様の顔が見える仕事がしたいと…
Nさん

―なぜ前職から転職されたのですか。

N:以前は、特別養護老人ホームで、献立作成・発注・調理などを行っていました。同じ特養の栄養士ですが、給食運営を行う栄養士だったので、業務内容は全く異なりました。以前はほとんど厨房から出ることがなかったのですが、次第に利用者様の顔が見える仕事がしたいと思うようになったことがきっかけです。

―高齢者施設で働くために大学で学んだことを教えて下さい。

N:低栄養対策のための食事、身体状況や咀嚼・嚥下能力の段階に合わせた食事形態、自力摂取が難しい方用の食具選びなど様々な事を学びました。高齢者は食欲の低下が起こり、なんらかの疾病や障害を持っていることが多いので、より一人一人の状態に配慮した食事の提供が必要になります。

―お年寄りと接して励みや自信に繋がったエピソードなどありますか。

N:「食事楽しみにしているよ」「おいしかったよ」の言葉をいただいた時や、おやつレクを楽しむ姿を見た時は、すごく嬉しいですし励みになります。

―入職から丁度半年が経ちました。すみれの里の印象を聞かせて下さい。

N:職員同士のチームワークが良いと思います。また、業務に追われ忙しい中でも、本当に明るく笑顔が多く、雰囲気が良いと思いました。

―最後に得意な料理と休日の過ごし方を教えて下さい。

N:得意料理といわれると難しいですね。時間がある時は外食して美味しかったものや、珍しい料理やアレンジレシピを検索して挑戦してみたりします。休日は家で過ごすより、外出することの方が多いです!

―回答ありがとうございました。管理栄養士は全ての施設サービスに関わり、職員からもご利用者からも頼りにされる存在です。日々奮闘しつつも、ご利用者様としっかりと向き合い、このまま真っ直ぐに成長して欲しいと願っています。

…第16回おわり(このインタビューは令和2年3月3日に行いました。)

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