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職員インタビュー

第七回「笑いが飛び交うというのが、この仕事の一つの喜びかな。」

三橋ナーシングホーム 三ツ木 孝之 副主任

三ツ木副主任 今回はベテラン介護職員、三橋ナーシングホームの三ツ木副主任にお願い致しました。とても笑顔の爽やかな好青年でした。
ご経験も長く積まれ、現場の責任者という立場でもあるので、とても考え方のしっかりした方で、色々と話を聞かせて頂きました。

個別のニーズに応えていくという所が、現状の課題なのかな

―では、宜しくお願いします。

(三ツ木副主任:以下「三:」)宜しくお願いします。

―川鶴グループに入られてから、長いとお聞きしたんですけれど…

三:12年ちょっとですね。

―入られる前は、介護のご経験は?

三:この法人が初めてです。

―介護の仕事に興味を持ったきっかけは?

三:元からお年寄りが好きだったというのがあり、また、自分の中学の同級生が介護の仕事に就いたので、そこで身近に感じ、色々お話を聞いて、自分もやってみようかなと。

―最初はすみれの里に入職されたそうですが、入所の方ですか?

三:はい。

―入所の介護は、定期的に排泄介助に入られると思うんですけど、一日に何回位おこないますか?

三:オムツ交換であれば、1日に5回ですよね。9時、13時、18時、23時、4時の定時で5回です。
トイレ誘導であれば、9時前、11時くらい、午後、夕方ちょっと前にやって、あと夜間という感じですね。

―入浴は週2回位?

三:そうですね。週2回は入ります

―食事介助なども行う?

三:そうですね。

―三橋ナーシングホームが開設して、すみれの里から移られたわけですけど、やはり特養(すみれの里)とサ高住(三橋NH)は違いますか?

三ツ木副主任&川村三:違いますね。
特養ですとやっぱり状態の重い方が多くて、特に今は介護度3以上じゃないと入れないですし、レクリエーションするにしても、やはり集団でのレクが多くなってしまいます。
こちらは要支援から入れる所なので、一人一人の個別のニーズに応えていくという所が、現状の課題なのかなと思っています。レクリエーションも一人一人の望むことをやってあげたいなと思うのですが、中々そこまでは行き届かない所はあります。
正直、介助をするという面では、特養の方が大変ですね。こちらの場合は違った意味で、お客様ですから当然ですけど、気遣いが必要かなと思います。

三:あとここでは、お酒とか煙草も吸えます。でも住宅と考えれば当然なのかなと。
また、仲の良い入居者さん同士で、昼食に出前を頼んで、1階の喫茶ルームで食べたりなどもあります。

―割と自由ですね。

三:ええ、部屋にも普通に冷蔵庫があったり、外出なども、許可が出ている方は自由に外出・外泊が出来ますし、コンビニに買い物に行って来たり…特養ではないじゃないですか。最初は違和感ありましたけど。

―どこかにツアーに出掛けたりとかはありますか?

三:訪問販売が月に2回くらいあって、お菓子や日用品を持って来て頂いているので、そこに入居者さんが買い物に行くという形が多いです。
勿論、お花見ツアー等はありましたが、外に出る企画があまりなかったので、最近、買い物ツアーの企画を入居の職員が立ててくれて、入居者さん全員ではないですけど、自分で選べる方だけで洋服を買いに行きました。

―認知症の方はあまりいないですか?

三:特養と比べれば少ないですけど、やはりいますよ。5階は認知症の方が多いです。

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笑いが飛び交うというのが、この仕事の一つの喜びかな。

―認知症の方は、対応が難しいかと思いますけど、例えば、他施設でもよく話題になるのですが、落ち着きがなくて常にうろうろしたり、いろんな人に話しかけたりしている人がいる。でも、「じっとしていなさい」と怒鳴ってしまったら、言葉の拘束になってしまいます。また、気持ちを落ち着かせるために、職員が手を引いてフロア内を一緒に歩いたりすることもあるのですが、人によってはそれも拘束ではないか、歩きたいなら利用者さんの好きに歩かせて、それを見守るのも必要なのでは、という意見もありました。そのあたりはどう思いますか?

三ツ木副主任三:何が正しいのかは、勿論個々のケースによって変わってきてしまうと思います。教科書を開いてみたら徘徊イコール問題行動ですけど、度合いにもよりますよね。うちの施設でも例えば、5階が認知症の方が多いといっても、全員が重度という訳ではなく、軽い方もいる。歩いているだけなら問題ないんですけど、やっぱり(人の部屋に)入っちゃうんですよね。他施設でも、人の部屋に入って放尿しちゃったり、他の利用者さんを叩いちゃったりとかあるという話も聞きますし、難しい所ではあると思うんですけど。

三:例えば、認知症の度合いにもよると思うのですけど、何もしていないと徘徊すると思うんですよ。僕であれば、例えば、一緒にレクをやるとか。やってくれるかどうかは利用者さんによりますけど。
別に何かをしてもらうことは拘束ではないと思うし、徘徊をする事によって、何か重大な事が起こりうることが想定できるのであれば、まずその利用者さんが好きな事を知って、その上で折り紙が好きなら折り紙を一緒にやるなどして、楽しませて気持ちを紛らわせてあげることも必要かなと思います。
認知症のレベルにもよりますけどね、意思の疎通が難しい方であれば無理ですし、異食がある方でしたら折り紙は出来ないですし。個人を深く見る必要があるのかなと思います。

―人員的、時間的な問題もありますので、中々理想的な介護も難しい面はありますけど、そうあるべきですよね。

―おやつ後の時間などには、どのような活動をしていますか?

三:食堂で全員参加のリハビリ体操などを行っています。僕の階ではそれは日課になっていて、それを待っている利用者の方もいます。後は日曜の入浴がない日に、一階の喫茶ルームに降りて、みんなでお茶を飲むという事は頻繁にあります。それを楽しみにしている方も多いです。上で飲むのとは雰囲気が違う事もあり、話が弾んでいる方も多いです。

―新人さんの教育などもされると思いますが、勿論経験があって入られる方もいれば、未経験の方もいます。初めて利用者さんと接する場合、例えばトランスをするにしても、やり方が不安定だったりすると思うのですが、上手くやるコツとかはありますでしょうか。

三:経験ある方であれば、一度は確認しますが、基礎が出来ている場合は特に何も言いませんが、未経験の方であれば、理論と実践といいますか、ただ「こうやるんだよ」ではなく、「何でこうやるのか」というのを理解してもらいながら指導しています。
どんな仕事でも作業一つとってもそうですけど、理由ありきで行っている事なので。

―実際僕も腰が痛くなったりする事があるんですけど、やっぱりありますか?

三:僕はないです。大丈夫です。

―凄いですね。割と腰痛もちの方って多いですよね。

三:そうですね。

―職員の年齢的には、若い方が多いですか?

三:すみれの里では、20代前半の方が多かったですけど、ここは僕より上の40代・50代の方が多いです。でも大人でしっかりしている方が多いので、やりやすいです。

―介護の仕事をしている上で、良かったと感じる瞬間はどのような時ですか?

三ツ木副主任&川村三:仕事をする以前の段階で、変な意味ではなくて、前の職場は土日が休みの仕事で、日曜日になると、「次仕事かー」という感じで、腰が重いような感じだったんですよ。
だけどこの仕事に就いて、勿論楽しい事よりもつらい事の方が多かったんですけど、でも、仕事場に行くのが、苦ではないんですよ。その時点で、やりがいを感じているのかな。

―例えば、利用者さんと接している上で、良かったなと感じる時は?

三:勿論、見返りを求めて皆仕事はしていないとは思いますけど、この仕事って日常の中で「ありがとう」とか、「悪いわね」とか、そういう言葉が他の職種より多いのではないかなと。それがあるというのはお互いに良い事なのかなと思います。

―他の仕事って、例えば作業だったり、力仕事だったり、デスクワークだったりすると思いますけど、介護の仕事って、「コミュニティ」に参加する感覚に近いのかなと。

三:笑いが飛び交うというのが、この仕事の一つの喜びかな。笑って仕事するって中々無いじゃないですか。笑って仕事していたら「私語が多い」とか。勿論職員同士の私語で笑うのではなくて、利用者さんとの関わりの中で自然と笑いが出るので、そこがやっぱり、介護の良さなのではないかな。

―本日はありがとうございました。(笑)

三:いえいえ(笑)

…第七回おわり(このインタビューは平成29年5月30日に行いました。)

 …やはり介護の現場に長く携わっている事もあり、人当たりの良さや、介護に対する造詣の深さが自然に身についているという印象でした。そして、こんな素敵な上司の下で仕事をしたら、「介護も悪くないな」と思って頂けるのではないかと思いました。

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