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職員インタビュー

第十一回「朝、昼、夜、作りに行きます。」

羽沢の里 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
             リーダー 渥美 友佳子 さん

渥美さん&川村 今回は、法人としても初めての試みで、富士見市としても初めてのサービスとなる、定期巡回・随時対応型訪問介護看護のリーダーの方にお話を伺いました。
 定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、平成24年4月に始まった新しいサービスで、24時間365日、訪問介護と訪問看護のサービスを受けることが出来ます。
 今後ますます増えていくと思われる要介護者の新しい受け皿として、注目度の増しつつあるサービスです。

電動自転車で行くので…

―定期巡回のリーダーをされているという事ですけど、現場に入る事もありますか?

(渥美さん:以下「渥:」)今はあまり行っていなくて、事務的な事が多いですけど、たまに利用者さんの様子を見に、少しずつ行かせて頂いています。リーダーになる前は、毎日のように行っていましたけど。

―基本的に、(利用者様の)お宅に訪問する形なんですよね。

渥:そうですね。お家に訪問させて頂いて、お料理を作ったり、お薬飲んで頂いたり、安否確認等、させて頂いています。

―ヘルパーさんと同じような感じですね。時間に制限は…

渥:一応、決められた時間があって、その時間内に終わるようにしています。
 一人の方が終わったら、そのまま次の方のお家に行って支援して、また次のお家に行って…という形で行っています。

―一日に、大体何件くらい訪問するのですか?

渥:大体、7、8件くらい回りますけど、一日一回だけの訪問の方がいたり、一日三回の方もいたりで、複数の職員で順番に行ったりしています。

―夜間もやっているのですか?

渥:夜間は三回位。眠前薬飲ませたり、おむつの方もいらっしゃるので、おむつ替えたりしていますね。今は深夜一番遅いので十時です。朝は八時からが、最初の支援です。
 (隣接施設)羽沢ナーシングホーム(の住宅型有料老人ホーム)も、定期巡回のサービスを利用していますので、そちらも見ながらですね。

―定期巡回と、随時対応型という名称ですけど、急に呼び出されたりとかもありますか?

渥:ありますね。独居で暮らしている方などで、パットにちょっと出ちゃったという時に電話がその方からあるので、パットを交換しに行ったりします。それほど多くは無いですね。
 羽沢ナーシングホーム住宅型の定期巡回の方は、ナースコール(ベッド脇に備え付けてあるコード付きのボタン)が鳴ればもう随時という感じです。

―自宅の方の場合にも、ナースコール的なものはありますか?

渥:一応、用意はあるのですが、用意しなくても自分で外線電話出来る方々なので、電話して頂いています。もし必要な方がいれば、ナースコールのようなものを置くというシステムもあります。
 別料金で、毎月二千円位かかります。

―看護さんも同行していく場合もありますか?

渥:あります。インスリンを量る方がいるので、その方の時は行きます。あとは(痰の)吸引が必要な方がいて、その方も看護さんが行きます。

―やっぱり、羽沢ナーシングホームが出来てから、急に忙しくなった。

渥:そうですね、ナーシングホームを見ながら、外の利用者さんも見るので、けっこう大変です。電動自転車で行くので…

―車じゃないんですね。

渥:車でもいいのですが、乗れない方もいますし、自転車の方が裏道とか行けますので。
 雨の日とか、真夏とか真冬はけっこう大変です。

―雪が降ったりしても大変ですよね。

渥:今年、雪が沢山降ったときは、自転車で回れないので、車の運転が出来ない方は、生活介護さんに運転してもらって訪問していました。

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朝、昼、夜、作りに行きます。

―こちらに就職される前は、介護の経験はありましたか?

渥:ここに来る前は、病院で看護助手というのをやっていたのですけど、病院では看護師さんが色々やってしまうので、なんか物足りなくて、(介護)施設だったらもっと利用者さんと関われるかなと思い、こちらに入職しました。

―定期巡回は基本ヘルパーと同じですけど、資格は必要ですか?

渥:はい、ヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)以上の資格がないと配属出来ないことになっています。皆、資格を持っているので、手厚い介護は出来るかなと思っています。
 資格が必要なだけに人材確保も難しくなってきているので、一緒に働いて頂ける仲間も大募集です!!

―料理とかもされる?

渥美さん&川村渥:独居の方がいらっしゃるので、朝、昼、夜、作りに行きます。
 今、男性の職員が結構いるので、皆ひいひい言いながらやっています(笑)。大変ですよね。女の人でも結構大変と思いますけど…何のメニュー作ろうか、いつも悩んでいるみたいで。

―介護度はどの位の方が多いですか?

渥:全く寝たきりという方は、2名位しかいなくて、あとは意思疎通の出来る方が多いです。ご飯がまずかったら「不味い」って言われちゃったり(笑)するんですけど。

―一対一(の介護)となると、中々難しいですよね。ある程度技術がないと、何かトラブルがあったときに、パニックになってしまうとか。
 例えば突然怒り出してしまうとかは…

渥:ああ、あります。例えば、服薬して頂く為に訪問する事があるんですけど、「何の薬か分からない」とか、「飲んだから飲まない」とか、怒鳴られて追い返されて、お家の中に入れてもらえない事が、たまにある方もいらっしゃって、難しいと感じる所です。信頼関係があれば、変わってくるのでしょうけど。

―長く続けていかないと、中々難しい…

渥:そうですね…何回も行っても、忘れられてしまう事もあるので(笑)、執念深く何度も行って、信頼関係を築くしかないのかなとは思います。

―こちらとしては、お金貰っている以上は、サービスを提供しなければならない。

渥:そうなんですよ。嫌われていようが(笑)するしかないんですけど。一対一では、難しい部分はあります。

―(訪問職員とは別に)オペレーターの方もいらっしゃいますけど、(オペレーション業務以外に)現場にも入るのですか?

渥:はい、現場にも入ります。オペレーターは、介護福祉士・看護師等の資格がないと出来ないんですけど、交代でやるようになっています。
 在宅の方からもし電話がかかってきたら、それを受けて、他の職員に訪問してもらうように指示を出します。
 (羽沢ナーシングホームの)住宅型に、電話機のようなものを設置して、受話器を取るだけで職員に繋がるという装置を、9月から設置し始めるんですけど(注:インタビューは8月)、それを受けるのはオペレーターになるので、それが設置されたらオペレーターは忙しくなるかもしれないです。

―法人としても、色々と新しい試みをしている訳ですね。

渥:そうですね、定期巡回はここが初めてですので、色々試しているみたいです。

―ノウハウが無いので、難しい部分はありますよね。
 お客さんを取ってくるにしても、ヘルパー専門の会社なら、知名度もあるので、募集も来るのでしょうけど。

渥:そうですよね。もしかしたら、どういうサービスをしているのかも知らないですよね。

―認知されれば、もっと来るのかも。

渥:そうですね。でも広い市だとちょっと大変かも。地域密着型なので富士見市全体なんですけど、富士見市はそれほど広くないですが、広い市だったらちょっと難しいですよね。

―自転車で市内を回るのでしたら、ちょっと大変ですよね。

渥:そうですね(笑)富士見市は坂道多くて、坂登ったり下りたりが結構大変です。遠くて大体15分位です。市街地が多いです。みずほ台の駅の近くとか。

―今後は法人としても、こういう施設が建ってくるのかもしれないですね。

渥:ここがモデルとなる感じですか?

―そうですね。渥美さんも他の施設で、指導をする立場に(笑)

渥:定期巡回とは、とか(笑)そんな感じになりますかね…

―本日はありがとうございました。

渥:ありがとうございました。

…第十一回おわり(このインタビューは平成30年8月30日に行いました。)

 …羽沢の里自体も、昨年の四月にオープンしたばかりの施設ですが、今年の七月、新たに羽沢ナーシングホームが隣に建ち、施設全体がにわかに活気づいている印象を持ちました。
 渥美さんご自身も、施設の雰囲気を象徴しているかのように、明るい笑顔が印象的な方でした。今後の施設の発展に期待しています。

第十二回もご期待下さい!

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